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「ドリトルで音楽」の授業[dolittle]

2007-06-26

授業の様子

町田高校で行われた授業を見学させていただきました。


写真は3日目(最終回)の6/23です。企画は東京農工大学の辰己先生、授業は小原先生です。選択の授業ですが、50台の端末がすべて埋まってしまうという人気ぶりでした。

内容はドリトルの音楽機能を使い、「どれみー」のように簡単に書けるメロディの断片を、プログラムのループや条件分岐を使って組み合わせる本格的なもの。
今までグラフィックスやロボットを使ったプログラミングの授業をしてきましたが、音楽についても大きな可能性を感じることができました。

昨年大阪で同様の授業を実践された桃谷高校の野部先生にもお会いすることができました。この秋も授業をしてくださるそうなので、ドリトルもパワーアップする必要がありそうです。
もうひとつの収穫は、イーテキスト研究所の山澤さんとサクラのクジラ飛行机さんが高校の授業を見学してくれたことです。音楽の専門家が音楽の「情報教育」を知ることで、何かが生まれそうな予感があります。

個人的に感じたのは、「音楽」と「プログラミング」の関係です。ドリトルは、「自分を表現するためにプログラムを活用する」ことを目的にしています。それをどうやって実現していくか。
単に好きな曲を演奏するだけなら、CDを聴いたり携帯電話に着メロをダウンロードすれば済むわけです。これはまだ教育ではありません。
次に、自分でメロディを入れてみる。これは「譜面を見ながら演奏する」という「音楽教育」になっている可能性があります。
そして、楽器やテンポを変えてみると、少しだけ自分の表現を加えることができます。
そしてその先に何をするか。音楽はグラフィックスやロボット制御以上に個人の差が大きいため、さまざまな能力を持った生徒がそれぞれ勉強になって何かをつかんでいける学習方法を工夫する必要があります。

これは難しいテーマですが、3月に行われた教育用プログラミング言語ワークショップと今回の授業で、見えてきたものがあります。今年は音楽による情報教育の飛躍の年にできるかもしれません。

(追記)
・毎日新聞サイトで紹介されました。
ITのある教室:パソコンで曲を書いちゃおう 自動演奏プログラミングを体験--都立町田高
・いろいろな方のBlogで紹介されています。
-辰己丈夫の研究雑報
-くじらはんどぶろぐ
-情報科Blog
-情報科教員MTのBlog

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