2010 : 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
2009 : 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
2008 : 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
2007 : 01 02 03 04 05 06 07 08 09 10 11 12
2009-02-28 Sat
■ アンプラグドの報告発表をしました [unplugged]
「第98回コンピュータと教育研究会」でアンプラグドの状況について報告
しました。概要を書いておきます。
・日本で知られていなかったので2年くらい前に翻訳した。
・小学校低学年からコンピュータ科学を理解できるかは半信半疑だった。
・そこで中学校や高校で授業をしてから出版した。
・主な利用:
-小学校: 科学教室などのイベント。
-中学校: 関心は高いが事例は多くない。
-高校: 教科「情報」の補助教材。
-大学: 授業利用が多い。科目等は不明。約70大学の図書館が所蔵。
・教員養成の授業で使ったところ効果があった。教員研修にも有効。
・昨年末に2つの紹介ビデオの日本語吹き替え版が公開された。
・教材の改良や独自の工夫も生まれている。
・アンプラグドのエッセンスを抽出する作業も行っている。
・アンプラグドの実践ノウハウをまとめた書籍を計画中。情報提供を歓迎。
・身体的なアクティビティを行いにくい人向けの仮想的な環境も研究されている。
・海外の教育手法を紹介しただけだったが、だんだん面白くなってきた。
発表者の皆さん、参加者のみなさん、2日間お疲れ様でした。
■ ドリトルとC#の比較 [dolittle]

「第98回コンピュータと教育研究会」でドリトルの飛行船制御を発表して
くれたKCGの高瀬さんのスライドは、ドリトルV2の画面がテンプレートに
なっていて、まるでドリトルでプレゼンをしているようでした。上には編
集画面の切替タブがあり、下には実行ボタンがあります。これはアイデア
ですね!
同じ飛行船制御の課題をドリトルとC#で学生に実装させたところ、次のよ
うな工数の違いがあったそうです。言語学習で5倍以上、実装で約2倍の効
果があるのですね。貴重な情報をありがとうございました。
| ドリトル | C# | |
| 言語学習 | 6日 | 45日 |
| 設計 | 6日 | 6日 |
| 実装 | 6日 | 11日 |
2009-02-27 Fri
■ 論文のオンライン化 [infoedu][dolittle][unplugged]
情報処理学会でも、来年度(4月)から研究会や論文誌の原稿がオンライン化
されることになりました。いくつかの研究会で試行が開始されています。
今日からの「第98回コンピュータと教育研究会」の発表は、電子図書館の
「オンデマンドサービス」からアクセスできます。
・概要の表示: 無料
・原稿(PDF)の閲覧(ダウンロード): 研究会登録会員は無料
入会と研究会の会員登録をしていただくと、その年度に開催される当該研
究会の発表原稿をオンラインで閲覧できるようになります。とても便利だ
と思います。
・情報処理学会への入会: 小中高等学校の教職員の方は準会員の制度があります。学生会員は1つの研究会登録が無料です。
・研究会の登録: CE研はフロンティア領域の「コンピュータと教育研究会」です。
入会していただくと、私が編集委員をしている会誌「情報処理」も閲覧で
きるようになります。ぜひご覧ください。
■ 2/28にアンプラグドの報告発表をします [unplugged][dolittle][infoedu]
明日2/28(土)の午後は、電気通信大学(東京都調布市)で行われる
「第98回コンピュータと教育研究会」でアンプラグドの状況について
報告する予定です。関連する発表も多くありますので、ぜひ聴きにきてく
ださい。事前の申込は不要です。資料代は一般3千円、学生千円です。
午前は、私の司会で4件の発表があります。[16]は小学校での実践報告です。
[17]はドリトルを使った中学校での実践報告で、新しい指導要領に対応し
た「計測」の授業提案です。[19]は大学での技術者教育の実践報告です。
2月28日(土)
9:30〜11:30
座長: 兼宗 進(一橋大学)
[16]佐藤 和浩(千葉市立千城台東小学校)
小学校中学年におけるロボット教材を導入した学習実践について ー9才の情報教育ー
[17]西ヶ谷 浩史(静岡大学教育学部附属島田中学校),青木 浩幸(高麗大学),井上 修次 (スタジオ・ミュウ),紅林 秀治,江口 啓(静岡大学)
自律型3モータ制御ロボット教材を使った計測の授業
[18]小田井 圭,小野 博敏,小松 恵一(湘北短期大学)
短期大学における組込みシステムプログラミング用基板の開発と取り組み
[19]早川 栄一,高橋 丈博,青嶌 健一(拓殖大学)
情報系工学科におけるロボットを用いた組込みシステム教育の実践
午後の最初のセッションは、高校の新指導要領に関連した発表があります。
[21]は教科「情報」の位置付けに関する分析、[22]は教科「情報」の教員
養成で獲得すべき知識体系の提案です。
13:00〜14:30
座長: 立田 ルミ(獨協大学)
[20]渡邉 景子(いわき明星大学),柴田 和聖(いわき総合高等学校),高崎 潤平,中尾 剛(いわき明星大学)
教科「情報」実施状況調査:これまでのまとめと今後の展開
[21]中野 由章(千里金蘭大学)
新しい高等学校学習指導要領(案)における教科「情報」
[22]辰己 丈夫(東京農工大学)
情報科教育法の知識体系
午後の2番目のセッションはアンプラグド関係です。[23]では私が国内外の
アンプラグドの状況を報告します。[24]は4章のパリティを通信に応用した
新しいアクティビティの紹介と中学校での実践報告です。[25]は大学祭で
実施した研究室紹介イベントの報告です。[26]は身体的なハンディキャッ
プを持つ方にアンプラグドを体験してもらうためのオンラインコンテンツ
の提案です。
14:45〜16:45
座長: 辰己 丈夫(東京農工大学)
[23]兼宗 進(一橋大学),久野 靖(筑波大学)
コンピュータサイエンスアンプラグドの状況と今後の展開
[24]井戸坂 幸男(松阪市立飯南中学校),西田 知博(大阪学院大学),兼宗 進(一橋大学),久野 靖(筑波大学)
中学校におけるCSアンプラグドの授業提案
[25]嘉田 勝,会沢 成彦,西村 治道,藤本 典幸(大阪府立大学)
大学祭でのCSアンプラグド博物館型展示企画の実践
[26]間辺 広樹(神奈川障害者職業能力開発校),並木 美太郎(東京農工大学),兼宗 進(一橋大学)
「コンピュータを使わない情報教育」の学習法とそのデジタルコンテンツに関する研究
午後の最後のセッションでは、[29]でドリトルを使った専門学校でのオブ
ジェクト指向教育の実践報告があります。
17:00〜19:00
座長: 西田 知博(大阪学院大学)
[27]小田 まり子,一之瀬 峻(久留米工業大学),小田 誠雄(福岡工業大学)
見真似発音練習システムにおける口唇動作誤り指摘
[28]森川 治,戸田 賢二(産業技術総合研究所)
任意の画像を任意の位置に重畳表示することで大きさ理解を促進する簡易3次元表示方式
[29]高瀬 えりか,村上 智史,後藤 洋信,坂本 雅洋,江見 圭司(京都コンピュータ学院・京都情報大学院大学)
ドリトルを用いたオブジェクト指向チーム開発学習の実践と評価
[30]阿部 圭一(愛知工業大学)
C言語によるプログラミング教育についての省察
2009-02-26 Thu
■ コンピュータでアンプラグド(2) [unplugged]

海の近くの情報教室で、先日ご紹介した
・フラッシュ・アクティビティ2〜色を数で表す
に続いて、
・フラッシュ・アクティビティ8〜並び替えネットワーク
・フラッシュ・アクティビティ10〜みかんゲーム
が公開されています。
これらの作品については、明日2/28(土)の午後に電気通信大学(東京都調布
市)で行われる「第98回コンピュータと教育研究会」で作者の間辺先生から
報告される予定です。
2009-02-25 Wed
■ ドゥダメルとブラジル風のバッハ(2) [music]
奥村先生から情報をいただきました。「ブラジル風のバッハ 第5番」(ヴィ
ラ・ローボス作曲)のアリアは、歌っていたAna María Martínezのサイト
で聴けるそうです。
2009-02-24 Tue
■ ラーカムの記事 [rugby]
「ラグビー 大健闘リコー 豪州のスター輝く」(毎日新聞)
豪州を世界一に導いたSOであるラーカムが昨年リコーに移籍する話を聞い
たときは、「日本で見られる!」という夢のような嬉しさを覚えつつ、
「何で2部リーグに降格するチームに???」と疑問に感じたのは事実です。
しかし、みごとに1年で1部(トップリーグ)に戻ってきましたね。来年がま
すます楽しみです。この記事は短い原稿の中に、読者の知りたいことをよ
くまとめていると思いました。
2009-02-23 Mon
■ ドゥダメルとブラジル風のバッハ [music]

2/20にNHKの芸術劇場で放映されたグスターボ・ドゥダメルの日本公演をご
覧になった方も多いと思います。昨年12/17は、都合が付けば文化会館に行
きたかったですね。演奏の質とともに会場との一体感がすばらしかったで
す。最後は観客が総立ちでした。
「エル・システマ―音楽で貧困を救う南米ベネズエラの社会政策」山田真一
冒頭はこの本の著者による解説。今回のユースオーケストラは、ベネズエ
ラの政策で年間30万人の子どもたちに楽器を与える音楽プロジェクトの一
環だそうです。30年以上の歴史から、最近になって世界的に認められたドゥ
ダメルのような指揮者や、ベルリンフィルのメンバーになった演奏家が出
てきたのはすばらしい成果だと思います。番組の後半はドゥダメルがベル
リンフィルを演奏した映像ですが、このユースオーケストラ出身のコント
ラバス奏者も出演しているそうです。
「フィエスタ」グスターボ・ドゥダメル
「Fiesta」Gustavo Dudamel
「チャイコフスキー:交響曲第5番」グスターボ・ドゥダメル
前半はユースオーケストラによるラベルとチャイコフスキー。団員のノリ
が後半に向かうに連れて盛り上がって行き、その気持ちに聴衆が引き込ま
れて行くのがよくわかります。アンコールでの踊りながらの演奏は定番に
なった感がありますが、日本では初めてだったんですね。南米、熱いです。

後半はドゥダメル指揮のベルリンフィル。2万人を集めた大きな野外円形劇
場での演奏です。ドイツのオーケストラが南米の音楽を演奏する様子は興
味深かったです。個人的には、2曲目の「ブラジル風のバッハ 第5番」(ヴィ
ラ・ローボス作曲)に感銘を受けました。ベルリンフィルのチェロ奏者8人
と歌うアナ・マリア・マルティネスというソプラノ歌手は、野外音楽堂と
いう悪条件にも関わらず、表現が豊かで最後まで歌い切っていました。
アナ・マリア・マルティネス:ソプラノ歌曲とアリア集
こういう番組は再放送はないのでしょうかね。見逃した方は、名前を覚え
ておいて、ぜひご覧ください。(以下はNHKの番組案内より抜粋)
午後10時30分から午後10時44分(放送時間14分間)
芸術劇場 情報コーナー
▽シモン・ボリバル・ユース・オーケストラの魅力 【ゲスト】山田真一,【司会】中條誠子,【インタビュー出演】グスターボ・ドゥダメル,ホセ・アントニオ・アブレウ
「「ダフニスとクロエ」組曲 第2番」クスターボ・ドゥダメル、シモン・ボリバル・ユース・オーケストラ・オブ・ベネズエラ、「ダンソン 第2番」グスターボ・ドゥダメル、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
午後10時44分から翌日午前0時06分(放送時間82分間)
芸術劇場
- ドゥダメル指揮
シモン・ボリバル・ユース・オーケストラ
・オブ・ベネズエラ演奏会 -
「“ダフニスとクロエ”組曲 第2番」 ラヴェル作曲
「交響曲 第5番 ホ短調 作品64」 チャイコフスキー作曲
「“ウエスト・サイド・ストーリー”
シンフォニック・ダンスから マンボ」バーンスタイン作曲
「バレエ組曲“エスタンシア”から 終曲の踊り」ヒナステラ作曲
(オーケストラ)
シモン・ボリバル・ユース・オーケストラ・オブ・ベネズエラ
(指揮)グスターボ・ドゥダメル
~東京芸術劇場で録画~
翌日午前0時06分から翌日午前0時45分(放送時間39分間)
芸術劇場 -ベルリン・フィルの ワルトビューネ・コンサート2008-
- ベルリン・フィルの
ワルトビューネ・コンサート2008 -
「センセマヤ」 レブエルタス作曲
「ブラジル風バッハ 第5番」 ヴィラ・ローボス作曲
(ソプラノ)アナ・マリア・マルティネス
「ダンソン 第2番」 マルケス作曲
「ア・フエゴ・レント」 オラシオ・サルガン作曲
「ベルリンの風」 リンケ作曲
(管弦楽)ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
(指揮)グスターボ・ドゥダメル
~ドイツ・ベルリン ワルトビューネ野外音楽堂で録画~
2009-02-22 Sun
■ 韓国で実験授業 [dolittle]
日韓の共同研究でプログラミングを使ったコミュニケーションを研究して
います。今週は一橋大学の長先生が高麗大学を訪問して、現地のコン(Kwon)
先生、青木先生と一緒に、大学生を対象にした実験授業をしてくれました。

写真はドリトルを説明するコン先生。上に「!」が見えますね!しかし、
手書きのハングル文字は難しい。。。

課題に取り組む学生たち。

青木さんも元気そうです。

よく見ると、漢字とハングル文字が混在!
関係者の方々、ご苦労様でした。いろいろと見えてきたことがありますの
で、分析してまとめていきましょう。
2009-02-21 Sat
■ 2進腕時計(2) [unplugged]

2/14に紹介した2進腕時計は、その後も毎日持ち歩いています。時間を見る
のは慣れてきましたが、「あと何分あるかな?」と考えるときは、頭の中
で「2進表示を10進に直し、目的の時間から引く」という計算が必要になる
ため、少し時間がかかります。瞬時に補数が浮かべばよいのかもしれませ
んが、いつかはできるようになるのでしょうか。
入手したときの値段は約2千円でした。送料を含めても2,600円前後ですか
ら、いろいろな人との楽しい会話のネタにしたことを考えれば、十分に元
が取れた気がします。お店のリンクを貼っておきます。
2009-02-20 Fri
■ 京都コンピュータ学院でドリトルの授業開講 [dolittle]
スプリングコースで「ドリトル入門 〜苦手克服!楽々日本語プログラミング〜」
という授業が開講されるそうです。担当は昨年11月の講習会でお会いした2人
の先生です。ご連絡ありがとうございました。楽しい授業になりそうですね。
■ 新課程に対応した「情報科教育法」の教科書(3) [infoedu][unplugged][dolittle]
「情報科教育法 改訂2版」久野靖、辰己丈夫監修、2,520円(Amazon)
いよいよ2/24に発売されるそうです。詳しくは出版社のページをご覧ください。
現在、Amazonではタイトルが「情報化教育法」になっていますが、これは
新課程に対応した「情報科教育法」の教科書(2)で紹介した出版社のジョーク
の一環のようです。
■ 文部科学大臣優秀教員表彰 [dolittle]

静岡大学附属島田中学校の西ヶ谷先生が、ドリトルの制御機能を使った
優れた技術教育で表彰されました。

この文部科学大臣優秀教員表彰は、「一時間で学ぶソフトウェアの仕組み」
を実践してくださった東大和高校の佐藤先生も受賞されたそうです。
おめでとうございます!
2009-02-19 Thu
■ 多倍長整数 [dolittle]

ドリトルに多倍長整数を入れてみました。写真は2^100(2の100乗)です。
今までの数値(倍精度実数)では有効数字が10桁ちょっとですが、bigintで
多倍長整数にしておくと、何十桁でも正確に扱えるようになります。
// 数値 i=2。 ラベル!(i!100 pow)作る。 // 多倍長整数 b=2!bigint。 ラベル!(b!100 pow)作る 次の行。
計算が正しいことを、UNIXのbcコマンドで検算してみました。
% bc
2^100
1267650600228229401496703205376
「bigint」の日本語名は未定です。「多倍長整数にする」だと長いですか
ね。かといって「整数にする」だと、気軽に使ってしまう人が出てきそう。
精度が高い利点はあるものの、sinなど実数関係の計算に対応していません。
めったに使わないので、英語名だけでも問題ないかもしれません。
この機能は、次のバージョンから利用可能です。こういった日々の改良を
次のリリースまで使ってもらえないのはもったいないですね。かといって、
正式版のリリースは、テストやマニュアルの準備などが必要で、どうして
も数ヶ月から半年程度の頻度になってしまいます。開発版(評価版)の公開
についても検討してみます。
2009-02-18 Wed
■ 予備の通信環境 [life]

普段、外出先ではイーモバイルを使っています。東京付近で生活している
分には「どこでも使える」という気分になりますが、先日は、ほぼ5日間に
渡って使えない場所に行ってしまいました。手元にPCがあるのに通信でき
ないのはもったいないですね。
そこで、予備の回線としてb-mobile3Gを入手してみました。これはドコモ
(FOMA)の回線を使うため、全国の広い範囲で使えるそうです。試してみた
ところ、速度は速くありませんが、メールの読み書きには十分な印象です。
少し惜しいのは、多少サイズが大きいこと。PCに挿すと、すぐ隣のUSBを
塞いでしまいます。同じ幅でも、USBの端子を左右のどちらかに寄せておい
てくれれば使い方を工夫できるのですが。まあ、予備なので問題ないですね。
2009-02-17 Tue
■ 今日のご近所さん [photo]

打ち合わせで市ヶ谷へ。公園では桜が咲いていました。

その後は国立へ。富士見通りは、道の真ん中に立つと、本当にその先に富
士山が見えます(車が多いと危ないです^^)。街の設計はすばらしいのです
が、頭上に電線がいっぱいなのは残念ですね。
国立駅は下りが高架になりました。連絡通路がないため、駅の南北を行き
来するときは、改札で通行証をもらって通り抜けるのが便利です。いつか
上りも高架になったときは不要になるのでしょうか。
2009-02-16 Mon
■ ドリトルの授業展開 [dolittle][infoedu]
公開授業の後である先生から、「私もドリトルを授業で使っていますが、
手探りの部分があります。1時間目で何を学んだら2時間目で何を学ばせる
のがよいか、といった標準的なカリキュラム案があると、教える先生には
役に立つと思います」というご意見をいただきました。
そういえば、先生方から評価の高い「1時間で学ぶソフトウェアの仕組み」
は1行ずつ入力させながら生徒に何を解説すればよいかを書いていますので、
そのあたりがよかったのかもしれませんね。
本の形でドリトルのテキストを作り、安心していた面がありますが、授業
を支援するためにもう少しできることがありそうですね。検討してみたい
と思います。ちょうど身近で数時間用のテキストが検討されていますので、
うまく行けば近いうちに何らかの形で公開できるかもしれません。
■ 公開授業見学 [dolittle][infoedu]
先週末は公開授業を見学させていただきました。自分たちの行動を題材に
アルゴリズム的な考え方に導く中学校技術の授業と、ドリトルでプログラ
ミングを体験する高校情報の授業です。
公開授業ということで質の高い部分はありましたが、どちらも改善できる
点も多かったと思います。分科会に参加したのですが、指導者の方からの
指摘がないのは普通なのでしょうか。学校ごとの授業方針もあるでしょう
から、見学者からの指摘だけでは限界があると感じました。授業をしなが
ら自分を観察することは簡単ではありませんから、先生方へのフィードバッ
クがないのはもったいないなあ、と感じてしまいました。
2時間目はドリトルを使った授業をしてくださったのですが、見開きの2ペー
ジの学習内容の中に、「カスケード」「繰り返し」「ブロック」「図形オ
ブジェクト」「変数」「数式/変数を括弧で囲む」「メソッド定義」「パラ
メータ定義」など、生徒から見ると10個以上の新しい概念が含まれていま
した。今回は2回目の授業だそうです。別枠に「スモールステップの重要性」
として書かせていただきましたが「教える内容を分析して」「細かいステッ
プで」「クラスの8割くらいが理解したことを確認してから次に進む」といっ
た進め方をしていただければ、無理のない授業展開にできると思います。
■ スモールステップの重要性 [dolittle][infoedu]
プログラムを教える場合には、そこに含まれる概念を分析しておくことは
重要です。ドリトルの場合には、生徒にとって知らない英単語や、身近で
ない記号(「{」や「;」など)を使わないことで余計な敷居は低いのですが、
逆に、生徒は早い段階から「プログラムを作る」という本質的な考え方に
取り組むことになります。
たとえばタートルを作る
カメ太=タートル!作る。
という1行だけを見ても、生徒は
・「タートル」というオブジェクトの種類。
・「!」によるオブジェクトの指定。
・「作る」という命令の送信。
・「作る」の実行によるオブジェクトの生成。
・「。」による文の区切り。
・「カメ太」という変数の概念。
・「=」による変数への代入。
という、数多くの新しい概念を理解することになります。
これらを言葉だけで伝えることは無理がありますので、授業では
カメ太=タートル!作る。
カメ太!100 歩く。
といったレベルの簡単なプログラムを題材に、
・意味を説明し
・少しずつ値を変えながら何度も実行させる
ということを繰り返しながら、最初は1時間くらいかけて、頭の中に「なる
ほど、プログラムはこうやって書けばいいのか」というモデルを作って行
きます。
言い換えると、生徒に対しては、
カメ太=タートル!作る。
カメ太!100 歩く。
というプログラムを示して「カメの作り方と動かし方を勉強しよう」と大
まかに説明するわけですが、先生自身が大まかな理解のままでは授業を作
れません。この2行を教えるために、先ほど書いたような、数多くの理解の
ステップに分解し、できるだけ「いちどに1個のステップごと」の形で進め
ることが必要です。
2009-02-15 Sun
■ 日本語という罠 [dolittle]
多くのプログラミング言語は命令や変数名を英語で書きますが、それらを
総称して「英語言語」と言うことはありません。そして、人間が読み書き
する英文(自然言語)と似ているかどうかを論じることもありません。プロ
グラミング言語は人間が書いて機械が解釈する言語(人工言語)であること
は、ほとんどすべての人に了解されています。
(人間の言葉(自然言語)の意味を解釈する人工知能の研究は行われています
が、プログラミング言語とは別物です。また、古くはMindから、最近では
ひまわり/なでしこのように、文法をできるだけ自然言語に近づけようとす
る試みも行われてはいます)
ドリトルは人工言語ですので、たまたまわかりやすいように命令や変数名
にその国の言葉(英語や日本語や韓国語や...)を使えるようにしていますが、
人間が読み書きする言語(日本語などの自然言語)とは関係がありません。
しかし、命令や変数の日本語を目にすると、「日本語で書ける」と思って
しまう人が存在するようです。ドリトルでも「日本語プログラミング言語」
と呼ばれて驚いたり、たまに「ドリトルの日本語は自然でない」と言われ
てさらに驚くことがあります。
特に教育用の言語としては、「現在身の回りで使われているほとんどすべ
てのソフトウェアやシステムは、人工言語で作られている」ということを
伝えたいので、「普段使っている言葉で話しかければコンピュータが意味
を理解して動いてくれる」といった誤解につながりかねない性質は、注意
して避けるように設計する必要があります。言い換えると、「人工言語は
自然言語に近いほうがよい」という発想は要注意です。
そのような理由から、「日本語で書ける」「日本語プログラミング言語」と
言われるたびに、言語の設計者としては注意が喚起されてしまうのでした。
2009-02-14 Sat
■ 2進腕時計 [unplugged]

ある人から教えてもらい、入手しました。時間と分が2進法で光ります!
写真の時間は
■
□
□
■
なので「6時」、分は
□□□■□■
なので「58分」ですね。
時間は4bitで12種類、分は6bitで60種類を表現しています。
2009-02-13 Fri
■ 増殖シミュレーション(2) [dolittle]

1/31に紹介した増殖シミュレーションでは、メソッドをサブルーチンのよ
うに使っていました。プログラムを細かくメソッドに分ける書き方は、慣
れると読みやすいのですが、慣れないとわかりづらいかもしれません。
「難しくて読めない」という感想をいただいたため、次のように展開した
プログラムを紹介しました。プログラムの流れとしては、こちらのほうが
わかりやすいですね。一方、それぞれの部分が何をしているかは、「ここ
は動かしている」「ここは成長させている」「ここは消滅させている」な
どの意味を自分で考える必要があります。
// パラメータ 成熟=16。 寿命=50。 // すべてのカメの性質を定義 (1:メス、2:オス) タートル:誕生=「 年齢=1。性別=乱数(2)。 「性別==1」!なら「自分!"ayumiKiiro.gif" 変身する」そうでなければ「自分!"ayumi.gif" 変身する」実行。 時計=タイマー!作る。 時計!「 自分!(乱数(180)-90)右回り 10 歩く。 年齢=年齢+1。 「年齢>=:寿命」!なら「時計!中断。自分!消える」実行。 」実行。 」。 タートル:衝突=「|相手| 「全部!(性別==1)(相手:性別!=性別)(相手:年齢>=:成熟)(年齢>=:成熟)本当」!なら「 自分!作る 誕生。自分!作る 誕生。自分!作る 誕生。 時計!中断。自分!消える。相手:時計!中断。相手!消える 」実行。 」。 タートル!ペンなし。 // 最初の10匹 タートル!作る 誕生。タートル!作る 誕生。タートル!作る 誕生。タートル!作る 誕生。タートル!作る 誕生。 タートル!作る 誕生。タートル!作る 誕生。タートル!作る 誕生。タートル!作る 誕生。タートル!作る 誕生。
このプログラムを作ったきっかけは、ねずみ算のシミュレーションについ
ての質問でした。基本的には倍々にしていけばよいのですが、2のn乗にな
るので、そのままでは2+4+8+16+...という形になって、2匹から始めて26回
程度の増殖で日本の人口並に増えてしまいます。デフォルトの0.1秒間隔の
タイマーで実行すると、わずか2.6秒後です。ドリトルのタートルが普通に
動くのは数百個が限度でしょうから、あっという間に遅くなって実質的に
止まってしまいます。そこで、このプログラムでは、寿命を設定したり、
偶然の出会いの要素を入れて、「少しの間楽しめて、運がよければ増殖し
て栄える」形にしてみました。
2009-02-12 Thu
■ ドリトル本のFlash化実験(2) [dolittle]
scribdでも本の原稿をFlash化してみました。150ページの変換は、issuuで
は10分くらいで終りましたが、scribdでは2時間以上かかったようです。
2009-02-11 Wed
■ ドリトル本のFlash化実験 [dolittle]

PDFを変換してくれるサービス(issuu)で本の原稿をFlash化してみました。
紙をめくりながら読むイメージで表示されます。矢印キーで移動できて便
利です。
2009-02-10 Tue
■ USBメモリ紛失事件 [life]
数日前のこと。書類を広げるのに邪魔だったので、机の上の使わないもの
を紙袋に入れて足下に置いておいたところ、ふと見ると中身が空になって
いました。気を利かせた家族がゴミと思って捨ててくれたのですね。何が
入っていたかを思い出した結果、USBメモリの袋に気付きました。
慌ててゴミ捨て場に走り無事に回収できました。1GBのUSBメモリが22個!
幸い未使用のもので情報流出の危険はありませんでしたが、実験用に買い
直す羽目になるところでした。

問題の袋。やっぱりゴミにしか見えません。(危険!)

これは昨年の状態。箱に入れたままだと安全ですが、置き場所に困ります。(-_-;
2009-02-08 Sun
■ ゆっくり歩くの改良版 [dolittle]

以前ご紹介したゆっくり歩くの改良版プログラムを、隅田川高校の
m_shimizu先生から送っていただきました。後ろにも歩けます。
カメ太=タートル!作る。 カメ太:ゆっくり歩く=「|歩数| 歩幅=10。タイマー!作る(abs(歩数/歩幅))回数「自分!((歩幅)*(歩数/(abs(歩数))))歩く」実行 待つ。自分」。 カメ太!-100 ゆっくり歩く。
2009-02-06 Fri
■ 祝!Ruby1.9安定版 [infoedu]
Ruby1.9が正式版(安定板)になったそうですね。
作者のまつもとさんとは一時期同じ大学の同じ建物にいたはずなのですが、
ご縁がなくてお会いしたことはありません。そういえば以前、ドリトルを
お嬢さんが使ってくれたことがあったそうです。
うちに帰ったら、長女が「お父さん、プログラムって面白いね」という。
耳を疑った。
彼女は「どうせMatzの娘と言われるだけだから」とシニカルな態度でプログラミングに興味なんかぜんぜん見せなかったのに。
話を聞くと、技術の先生が、学校のパソコン室のコンピュータにドリトルをインストールしてくれていて、それのタートルグラフィックスで遊んでみたのだそうだ。
1.9には知り合いの若手研究者(現在東京大学の笹田さん)が大きく貢献して
います。1年前に開発版が公開されたときのまつもとさんとの対談では、
お二人がよい協力関係にあることが伝わり、印象深いものがありました。
ひとつ奇遇に感じたのは、対談にあるように、オリジナルの(1.8までの)
Rubyは構文木をたどる実装でしたが、今後(1.9以降)は仮想マシン(VM)で
動作するようになりました。現在のドリトル(V2)も構文木をたどる実装で
すが、「もうひとつのドリトル(紹介、追記)」はVMによる実装で、笹田
さんのお師匠さんが作成してくれたのでした。ドリトル本体が将来VM化
されるかは未定ですが、言語処理系の根幹に対するこのようなチャレンジ
は、とてもスリリングでワクワクする体験です。(Rubyとドリトルは、
両方とも動的なオブジェクト指向言語ですので、コンパイルしたりVM化
するときに工夫しなければならない点がたくさんあるのです)
2009-02-05 Thu
■ ドリトルの授業利用地域 [dolittle]
オンライン版を使うと、教室のパソコンにインストールする手間がなく授
業で使えます。授業のたびに数十人の生徒がアクセスしますので、サーバー
側のログから、ある程度授業利用を判別することが可能です。正確でない
かもしれませんが、次の条件で「2008年10月から2009年1月までに利用の
あった地域」を地図にしてみました。使ったツールはGoogle Analyticsです。
(抽出条件)
・V1/V2のオンライン版へのアクセス
・8:00-18:00の時間帯の利用
・検索エンジン経由でない(ブックマークまたは特定ページからのリンク)

このように調べられるのはオンライン版の利用だけです。教室のパソコン
にインストールして授業をしている先生も多くいらっしゃいますので、実
際には地図に現れていない場所でも使っていただいています。
2009-02-04 Wed
■ サイトにBlog更新表示(3) [system]

ドリトルとアンプラグドのWebページ(Wiki)にBlogの新着情報を載せるアイ
デアは気に入っています。しかし、昨日アンプラグドのページに新着情報
が表示されなくなっているのに気付きました。
調べてみると、HTMLからRSSを動的に生成しているfeed43というサービ
スから403エラー(アクセス拒否)が返ってきています。どうやら、一定時間
内の制限アクセス回数を超えたために、不正な高負荷サイトと判定されて
しまったようです。確認すると、しっかり一時的な拒否リストに登録され
ていました。(-_-; 400回以上でしたから危なかったですね。
・24時間に96回以上(15分間に1回以上)アクセスしたサイトは、一時的な拒否リストへ。
・24時間に720回以上(2分間に1回以上)アクセスしたサイトは、永久的な拒否リストへ。
設定時に何度もアクセスしながらテストしたことと、キャッシュされてい
なかった(無料サービスは6時間が推奨)ことが原因のようです。次のように
対処しました。その後は順調に動いているようです。
・キャッシュの更新を6時間ごとに設定。(showrssのパラメータ)
・該当feedを更新して、(一時的な拒否中なのに)feedを復活。(裏技?)
2009-02-03 Tue
■ 今日のご近所さん [photo]

郵便局で並んでいると、窓口の前にお菓子が。ポスターを見ると、お孫さ
んに「受験がんばってね」と、メッセージカードを入れたチョコを贈る趣
向のようです。気持ちは大切ですが、450円のチョコはいらないのでは...。

近所の川では鴨がのんびり。カメはまだ冬眠中のようです。夕方は某氏と
野菜ラーメン。正月にひいた風邪から1ヵ月ぶりに立ち直りつつあります。
数日前から少しずつ頭が働くようになってきました。
2009-02-02 Mon
■ キーボードからプログラム読み込みと実行 [dolittle]
そろそろ改良版(V2.1?)を出したいですね。今日は「ファイル読み込み」
と「プログラム実行」のキーボードショートカットを追加してみました。
次のバージョンで公開する予定です。
エディタのショートカットに加えたので、編集中しか使えません。(^^;
でも、プログラムを修正してすぐに実行できるのは便利ですね。
・Ctrl-O: ファイルを開く(MacはCommand-O)
・Ctrl-G: プログラムを実行(MacはCommand-G)
■ V2の評価 [dolittle]
ドリトルを授業で使われている2人の先生から感想をいただきました。
ありがとうございます。V2を作ってよかったなあ、と思える瞬間です。
V2は使いやすくなりましたね。
○座標軸が表示されることにより、位置関係で悩まなくてもよくなった。
○図形オブジェクトにも衝突が定義できるようになったので、場合分けが必要が少なくなった。
○ボタンが左上端から並んでくれるので、位置を意識しなくてもよくなた。
○HTMLと同様のRGBカラーは教科書の色見本を使える。
授業も楽しいと好評です。
「方眼紙」の機能は、すごくいいですよね。この機能が使えるだけでも、V2にする
価値があると思えるくらい授業で役立っています。
移動した場合も簡単にわかるし、位置もとらえやすい。図形の少しの回転もよくわかります。
最近、発見した機能は、
カメ太!2 拡大する。
カメ太が大きくなり、生徒が喜んでいました。
2009-02-01 Sun
■ サイトにBlog更新表示(2) [system]

ドリトルとアンプラグドのページに、それぞれのカテゴリごとの内容が表
示されるように修正しました。ページの先頭に最新の5件を表示し、ページ
の末尾に全件を表示しています。使ったのは次のソフトとサービスです。
・showrssd: pukiwiki用のプラグイン。表示件数を指定可能
・feed43: HTMLからRSSを動的に生成
■ サイトにBlog更新表示 [system]

Blogに書いた新しい情報を、ドリトルやアンプラグドのサイトに表示する
ようにしてみました。20時間ごとに更新されます。カテゴリごとの表示な
ど、もう少し工夫の余地がありそうです。
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最終更新時間: 2010-04-18 22:42







